ホームページ上の情報について


酵母菌増殖

自閉症/広汎性発達障害
注意欠陥障害/注意欠陥多動性障害
腸炎
カンジダ
セリアック病
慢性疲労
ダウン症候群
悪性細菌症
耳の感染症
結合組織炎
食物アレルギー
グルテン/カゼイン
免疫系
金属性毒素
精神分裂症


検査の利用にあたって

注文

テスト

商品

マルチメディア
GPLへの登録
行事予定


GPLについて
お問い合わせ
プライバシー保護について
ホーム


E-mail
© 1996 - 2002 The Great Plains Laboratory, Inc.  
All Rights Reserved

酵母菌増殖

酵母菌問題と微生物の副生成物

著者 ウィリアムショー博士、グレートプレインズ研究所設立者(ページ1と2)

 

アラビノース、ペントシジン、蛋白質変異、ビタミン欠如

アラビノースのアルデヒドグループは、蛋白質内に存在するリシンとよばれるアミノ酸の余分なアミノ化学グループ、ε(エプシロン)アミノグループに反応します。この結合したアラビノース-リシン分子は、隣接している蛋白質内で、アルギニンとよばれるアミノ酸と結合し、ペントシジンという合成物を作る可能性があります。ペントシジン形成は、違う蛋白質と結合し、化学的構成や、蛋白質自体の機能も代えるかもしれないのです。

Top

5-結合された蛋白質

Top

6-年齢別のペントシジンレベル

Top

このアラビノース、リジン、アラギニンの合成物は、ペントシジンとよばれ (Figure 5)、濃度は年齢に関係します (図6)。リシンのエプシロンアミノグループは、多くの酵素の集合体で、ピリドキサル(ビタミンB6)、ビオチン、リポ酸が、酵素反応中に電子対を有しながら結合します。ペントシジン変成がそれらの活動的リシンを妨害するので、栄養的にバランスのとれた食事をしていても、ビタミン欠如を引き起こす可能性があります。加えて、リシンのエプシロンアミノグループは、多くの酵素の触媒性において重要です。

Top

7-ペントシジン構成による蛋白質変成

Top

ペントシジン、自閉症、アルツハイマー病と脳の神経原繊維変化

ペントシジンにより起こる蛋白質変異は、結合形成と関連があり (図7), 蛋白質の溶解性を減少させ、プロテアーゼ抵抗力を増加させます。 アルツハイマー病と関連がある神経原繊維性変形の病理的特徴は、典型的ペントシジン形成の変性です。具体的に言うと、ペントシジンに抵抗する抗体は、アルツハイマー病患者の脳内の老いたプラクや、神経原繊維性変形に強く反応するのです。

それとは対照的に、同じ脳の健康なニューロンには抗ペントシジン形成の反応は、ほとんど見られません。従って、アルツハイマー病の神経原繊維性変形は、ペントシジンによって引き起こされます。アラビノースによる蛋白質の構成、機能の変化は、蛋白質結合の変形を通して、アルツハイマー病の解明に関係するとも言えます。

ペントシジン形成の過程は酸化力があるので、抗真菌剤療法と抗酸化剤の使用はアルツハイマー病に不可欠であるようです。 グルタチオンは、ペントシジン変形内に生息していると言われます。ビタミンビオチン、ピリドキサル(B-6)、リポ酸(蛋白質エプシロンアミノグループでの機能は、アラビノースから分離したペントシジンによって妨害される)の補給も、ペントシジン形成による機能欠陥のために、治療法となります (図8).

しかも、アルツハイマー病患者の脳から見つかったものに似ている神経原繊維変化は、検死で自閉症患者の脳からも検出されました。頻繁性泌尿器感染症および高い量の循環免疫複合体は、重度のアルツハイマー病に関連していることが報告されました。泌尿器系感染症の治療として使用される抗生物質は、もちろん消化器系の酵母菌増殖に結びつくでしょう。

Top

8-蛋白質とビタミンに対するアラビノースの役割

Top

クロストリディア、ジヒドロキシプロピオンと精神病

クロストリディア種に関する情報は非常に制限されています。偽膜質大腸炎の病因においてのクロストリディア種の役割は、多くの文献が言及しています。私は、多数のClostridia種による消化器系の増殖が、広範囲に及ぶ疾患の病因につながる酵母菌/真菌増殖と同等に重要であることを示唆しています。 シドニーファインゴールド博士(MD)、UCLAの嫌気性菌研究所(Anaerobic Bacteria Laboratory)のチーフである彼は、消化器系には約100種のクロストリディア種が生息する可能性があることを報告しています。

数年前、私はウォルター ガタス博士と、協力的研究を行いました。ガタス博士は、ドイツのマンへイムにあるセントラル精神協会の研究精神科医で、精神分裂症の患者の尿を研究していました。使用された尿サンプルは、薬を使用していない患者から取ったもので、生化学的異常性は、薬の副作用ではなく、病気によるものであったので、その研究は非常に重要でした。12のサンプルのうち5つは、アミノ酸チロシンの誘導体としてガスクロマトグラフ質量分析で確認される物質を含んでいました。それはジヒドロキシフェニルプロピオン酸とは一致しませんが、それに似た性質を持っていました。 以来、私はこの混合物を、ジヒドロキシプロピオン性合成物、もしくはHPHPAと識別しています。この合成物はジヒドロキシフェニルプロピオン酸の異体性ですが、正確な異体形はまだ分かっていません。(他の研究所ではこの合成物を臨床的に重要な物としては扱っていません。)

同時期に、私は、精神科病院で外来患者であった行為障害のある子供に尿有機酸検査を行いました。尿のDHPPA性合成物の濃度は、健康な子供の尿サンプルと比較して、かなり高い数値であることが分かりました。数週間後、この子供は亜急性の精神病反応を引き起こし、子供病院へ送られました。その時の尿のDHPPA性合成物濃度は、前のサンプルのよりも精神病症状が出ている時に非常に高く、その症状が和らぐまでは、濃度は上昇し続けました。代謝疾患の分野の研究員は、この合成物が腸の中の微生物によるものであると助言してくれました。アミノ酸チロシンが神経伝達物質の生成のために身体によって使われた原料であることから、私はこの物質が、脳の神経伝達物質の生化学的経路変更において非常に重要かもしれないと考えました。

Top

DHPPA性合成物を持つ患者の治療法

尿のDHPPA性合成物の数値が500 mmol/molクレアチニン以上ある患者は、重度の神経系、精神系、消化器系障害、例えば自閉症, うつ病、精神病的行動や精神分裂症、筋力麻痺、大腸炎やそれらの病気が併合した症状を持っています。 経口バンコマイシン療法を自閉症の子供に6週間投与すると、発達心理学者によって6ヶ月の発育が確認されました。

DHPPAが高い精神病的患者は、抗精神病剤よりもバンコマイシンによる治療法に良好な反応を見せます。健康でもDHPPA数値が高い個人にさえこの薬剤療法は効果的かもしれません。亜急性精神分裂症の患者からは、酵母菌代謝物の問題に加えて、中間値の150倍の合成物量が発見されました。

尿内に高濃度のDHPPA性合成物を含む数人の患者は、クロストリディア菌に対する免疫測定法で肯定反応を示し、クロストリディア菌種はこの合成物の生産に関わっているのではないかと、私は考えはじめました この混合物を多く持つ患者は、バンコマイシン(抗生物質の一種)やメトロニダゾ-ルのような、クロストリディア菌を破壊する薬の使用によって、尿内のほとんどの合成物を取り除くことができました。

Top

フラジル療法の効果

1-ジヒドロキシプロピオン性合成物の尿分泌に対するフラジル療法の効果

診断と性別 年齢 フラジル療法の期間 尿ジヒドロキシフェニルプロピオン酸*
自閉症、男 4 0 435
6 184
16 1
21 (フラジル中止) 5
24 2
43 236
93 274
以前にクロストリディア感染症と下痢、女 54 0 396
13 1
自閉症、男 3 0 549
19 1
30 3
自閉症、男 4 0 1362
11 28
15 3

*単位は mmol/mol クレアチニン.

Top

表の最初の患者に関しては、DHPPA性合成物の数値が、フラジルの中止後に増加し始めたことに注目しなければいけません。

私は、この「リバウンド」現象の理由が、クロストリディア種が胞子を形成する生物であるからだと思います。胞子は、薬(この場合フラジル)に完全に抵抗性があります。フラジルの投与が止められる場合、これらの胞子は消化器系で再び増殖始めます。この増殖を防ぐ方法のうちの1つは、乳酸菌を補給することです。

ジヒドロキシフェニルプロピオン酸性合成物の劇的な減少は、メトロニダゾール、バンコマイシンや、クロストリディア感染症に多く使用される抗真菌剤の治療後に起こります。生化学的に非常に関係のあるフェニルプロピオン酸やモノヒドロキシフェニルプロピオン酸は、クロストリディアのいくつかの種によって生じます。

クロストリディアは、フェニルプロピオン酸を生成する唯一の微生物で、それらは9つの異なるカンジダアルビカンスや他の微生物から、67の分離物を作り出します。更に、メトロニダゾール、クリンダマイシン、チカーシリン、クラバラネイト、およびフェニルプロピオン酸を生むオキサシリンなどがあります。これらの薬剤治療は一般的に、クロストリディア、セファルゾニン、セフロキシム、アンピシリン、クロランフェニコールを死滅されます。ゲンタマイシンは、フェニルプロピオン生産に影響を受けません。後者の薬は、クロストリディア種に対して一般的に効果がありません。

オースティン(テキサス州)のリチャードジャックル博士は、精神科医とアレルギー専門医で、多くの精神病患者に抗真菌性治療を行い、 高いCPK、尿酸および白血球がある精神病患者は、抗真菌性治療に好意的に反応するかもしれないことを発表しました。精神病症状のある患者も、酵母菌やクロストリディアの両方の増殖を伴っている可能性があります。

私たちは、DHPPA性合成物の自閉症に対するメカニズムの機能に非常に興味を持ちました。それは、合成物が神経伝達物質のドーパミンとノルエピネフリンに構造上関係があること、類似している合成物は、ドーパミンデカルボキシラーゼの抑制剤であること、ジヒドロキシフェニルアラニン(DOPA)のドーパミンへの転換を促す酵素、また3-ヒドロキシフェニルアラニン
や2-ヒドロキシフェニルアラニンのようなフェニルアラニンの異常な微生物の代謝物からの偽の神経伝達物質構成の可能性などから言えます。これらの代謝物は、ニューロンへ送られた時、偽の神経伝達物質を形成するチロシンの異性核です。

Top

要約

過去に重要視されなかった消化器系微生物の生成物は、人間の新陳代謝、発達、老化および疾病に大きな影響を与えているように感じます。 アミノ酸チロシンの異常な細菌の生成物は、精神病、うつ病、自閉症、てんかんや、大腸炎のような消化器系疾患に多く発見されています。クロストリディア種による微生物の増殖の治療法は、多くの場合臨床症状の改善や抑制に帰着しています。

酒石酸やアラビノースのようなイースト代謝物質の増加は、同じ疾患を持つ人の多くから見つかっており、自閉症、SLE、アルツハイマー病、結合組織炎、注意失陥多動性障害、および慢性疲労症候群においてはさらに一般的です。アラビノースは糖新生に影響を与えるかもしれず、ペントシジン構成によって蛋白質構造、輸送、可溶性、酵素活動や変換した蛋白質への自己免疫反応を著しく変化させる可能性があります。

アルツハイマー病の脳の神経原繊維変化におけるペントシジン発見と脳の正常な部分の神経原繊維欠如は、正常な老化作用中に、酵母菌副産物の直接的影響を与えているかもしれません。酵母菌繁茂からの酒石酸は、筋肉に直接な有毒効果を与え、糖新生に原料を供給するクレブズ回路酵素の抑制剤となり、結合組織炎の症状の多くに関係します。 (ページ1に戻る.)

Top